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欠陥住宅をつくらない

力石真一氏著書の「欠陥住宅をつくらない施工会社を見つける方法」ニューハウス出版 を読んで、皆さんでも良く分かる部分を抜粋してお知らせしたいと思います。

 

欠陥工事を見つけることは難しくない

建築主が不安を感じた仕事の大半は欠陥工事と言っても過言ではない。      工事が適切に行われているかどうかは素人には判断できないと考えている方も多いと思います。確かに建築基準法や仕様書に関する知識がない、図面にかかれている内容が読み取れない等の場合には工事がてきせつかどうかのはんだんはできません。ただ、現地で状況を見た時「この仕事で大丈夫だろうか?」という不安を感じた事はありませんか。その直感は正しいです。自信を持ってください。私は建築主によく言うのは、現場が綺麗に整頓され、そこで仕事をしている職人さんは概ね仕事が綺麗ですと申し上げます。目安にしてください。

 

許容誤差の基準値を含む仕事のレベルを定めないまま行われている工事が少なくない。

誤差がゼロの仕事はあり得ない。                       精度の高い仕事であることの説明として誤差をミクロン単位に抑えることを実現しています。という表現が使われることが有りますが、これは「誤差としてミクロン単位は許容している」と言い換えることもできます。程度の差こそあるものの製造業はそれぞれに求められている許容誤差の範囲内で仕事をしてます。誤解を恐れずに言えば、建築工事の環境はミクロン単位の仕事をする環境と比べるとはるかに劣悪な状態にあり、ある程度の大きさの誤差が生じてしまう事は必然という側面にあります。

 

許容誤差の基準値を含む仕事のレベルを定めないまま行われている工事が少なくない。

建築工事の誤差はcm単位となるケースが珍しくない                      例えばアンカーボルトの位置:特別の事情がない限り、土台アンカーの位置は土台の中心に設けることが一般的ですが、この写真のように欠陥工事ではないと判断している仕事でも1.5cmの誤差が有ります。なぜこのような判定が起るのか。実は建築基準法、告示、仕様書には「土台とアンカーボルトのずれに関する許容誤差」が定められていません。また、私の知る限りではアンカーボルトのズレによる強度の低下に関する公的な機関での実験結果なども公表されていません。住宅検査セイソクは自主的に許容誤差を定め検査をしています。         2024.06.16

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