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欠陥住宅をつくらない

施工管理者はなぜ欠陥工事を発生させてしまうのか?

ここでは施工者を「施工管理者」「職人さん」「組織としての施工会社」の3つに区分しました。まず、「施工管理者はなぜ欠陥を発生させてしまうのか」ということについて考えてみましょう。現場で欠陥工事を指摘した際の施工管理者の主な反応は以下のようなものが有ります。  ①問題だと思わなかった。                                ②問題だとお持っていたが、手直しの方法が分からなかった。                 ③問題だと思っていたが、その後の工事で隠れてしまうので放置していた。          ④許容の範囲内だと判断した。                             ⑤その他                                      いずれも評価できない姿勢です。特に、①は素人と変わらないレベルであり、施工会社に籍を置いている技術者の発言だけに問題は深刻です。ただ①と同じ反応に見えますが、④だけは「この仕事が許容範囲内かどうか?」ということを意識している点で他の施工管理者と異なるといえます。許容範囲は基準法や仕様書にかかれていない場合が多く、自ら定めなければなりません。その意味では、何らかの基準を持っていることは評価すべきです。もちろんレベルの低い基準を定めれば全てが「基準の範囲内」に入ってしまうことにもなりかねませんので、その内容をきちんと評価することが必要です。いずれにしてもこの判断基準を持たない施工管理者が欠陥工事を発生させ、そしてそれを放置してしまうという事は必然と言えます。                              2024.08.22

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